現在、わが国の四大死因は、悪性腫瘍(癌)・心臓病(心筋梗塞、心不全)・肺炎・脳卒中(脳出血、脳梗塞)です。
病気を大きく分けると、急性疾患と慢性疾患に分かれます。急性疾患は熱や痛みなどの症状がありますが、風邪などのように自然治癒力で治るものもあれば、肺炎や腎盂腎炎等のように治療しないでいると、悪化して死に至ることもあり、逆に治療すればほとんどが治癒するものです。
一方、慢性疾患は高血圧・脂質異常・糖尿病のように、ほとんどが初期は症状がないために、病院にも行かず長期にわたり放置され、症状が出たときは手遅れになることも少なくありません。
健康診断は、この慢性疾患を症状のない時からみつけて、進行しないように生活習慣に気を付け必要であれば治療し健康が維持できるようにするための手段です。
生活習慣病の代表である高血圧・脂質異常・糖尿病は動脈硬化を起こす大きな原因となり、動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳卒中を起こします。
また、癌も初期は無症状で症状が出たときは手遅れになるときもあり、無症状の段階で健診で見つけて処置することが大切です。日頃健康だと思っておられる皆さまにも癌や動脈硬化などの生活習慣病の早期発見と予防のため、年に一度は健康診断を受診され、健康管理にお役立てください。
なお、ドック・健康診断等はすべて予約制となっておりますので、健診センターへお電話でご予約のうえご来院ください。
・健診センター予約受付時間 平日 13:00~17:00