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ICT(感染制御チーム)

ICT(感染制御チーム)の役割と目的

ICTとはインフェクションコントロールチーム(Infection Control Team)の略称で、2000年に委員会が発足し活動を開始しています。ICT委員会の役割は、院内感染の発生状況を把握し、適切な措置を講じ、対策が確実に行われるように教育を行い、感染率を下げることです。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の職種が集まり、組織横断的に病院全体の感染対策活動に従事しています。

月に1回のICT委員会で感染対策に関する報告や協議をおこない、毎週火曜日13時45分~40分程度の院内ラウンドで現場指導や感染対策、環境整備の確認を行っています。

活動の目的は1.患者・家族を感染から守る、2.職員を感染から守る、3.医療の質の改善(向上)、4.資源(人・物・金)の有効活用することです。

ICT委員会の組織

感染対策委員会

医院長直属の委員会で感染対策に関する決定機関

メンバー:
院長、看護部長、事務長、医長、看護師長、 感染管理認定看護師、薬剤科長、検査科長、 リハビリテーション科長、事務員

ICT委員会

感染対策委員会の下部組織で現場での活動部隊

メンバー:
医師、薬剤師、検査技師、感染管理認定看護師、看護主任、看護師、作業療法士

ICT委員会活動内容

1.院内感染症のサーベイランスと評価

毎月1回ICT委員会を開催し、院内における感染症の発生状況、各種サーベイランス、院内検出病原体、抗菌剤使用状況、感染症に関する法令等についての情報を共有・協議しています。また感染防止対策に必要な教育を計画・企画・運営を行います。

※サーベイランスとは、調査監視のことです。
※感染症サーベイランスとは、感染症の発生状況を調査、集計することにより、感染症の蔓延と予防に役立てるシステムのことです。

2.ICTラウンド

ICTメンバーにて1回/週、院内ラウンドを実施し、抗菌剤使用状況、薬剤耐性菌検出状況・現場の感染管理状況や環境整備等の監視、指導を行っています。
その他にも、ICT委員会にて日々の感染対策について検討しています。

※薬剤耐性菌とは、抗生物質に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくくなった菌のことです。

3.各種サーベイランスの実施

耐性菌検出状態、抗菌薬使用量、手指衛生剤使用量、感染症発生状況等のデータを整理し委員会で報告し、委員会メンバーから全職員に情報共有ができるようにしています。

緊急に対策が必要な情報は、院内Webにて全職員へ配信しています。
サーベイランスは、院内での感染症発生状況を把握し、その情報から疫学・統計学を用いて分析し、現場のスタッフへ改善策を提示し、結果として感染率を下げる活動を指します。当院では、主に感染管理認定看護師が中心となり、薬剤耐性菌、手術部位感染(術後感染)、手指衛生のサーベイランスを行っています。

4.感染管理教育の実施

医師、看護師、コメディカル、事務部門、委託業者への感染管理教育研修(10数回/年)や院外研修(2~5回/年)開催しています。

5.感染対策マニュアルの作成と改訂

感染症法やCDCガイドラインに基づく感染対策マニュアルの作成と改訂を行っています。またICTメンバーで見てわかるようにイラスト化した手順書を作成し、それに基づき遵守率調査を感染率低減に向けた教育活動を行っています。

6.職業感染防止対策の実施

針刺し・切創・曝露事故防止対策として、安全装置付きの針の導入検討や事故発生件数や内容分析を行い現場に改善策を提示し、事故発生減少に努めています。
インフルエンザ・麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎・B型肝炎ワクチン接種について、啓発活動を行っています。

7. 地域医療施設との連携

感染防止対策加算I施設として、地域医療施設(感染防止対策加算2病院)と感染に関する合同カンファレンスを開催しています(4回/年)。
また、感染に関する相談・指導を行っています。その他、地域医療施設(感染防止対策1加算病院)との施設ラウンド評価(2回/年)を行い改善に向けて活動しています。

8. 地域への貢献

海南保健所と協力し地域の病院、老健施設、訪問看護ステーション、学校、保育所、幼稚園等への感染防止のための教育を行っています。
「正しい手洗い方法」「ノロウイルス等の感染性胃腸炎の予防と施設内での感染対策」などの集合研修や出前研修を行っています。

(写真左:手洗いチェック、写真中:吐物処理、写真右:グループワーク)