整形外科医師 南方 邦彦
高齢になってくると、首・肩・腰・股関節・膝などさまざまなところに痛みが生じてきます。原因がはっきりとわかるものもありますが、中には、原因がわからない痛みもあります。
原因がはっきりしないからといって長期間我慢していると、不思議なことに脳が痛みを記憶してしまい(医学用語で「中枢性感作」といいます)、軽い痛みでも、痛みを強く感じてしまうことがあります。
また痛みが強いことで動きが少なくなり、筋力が低下し、転倒や関節の変形が進むなどのリスクが上がります。これらを防ぐためには、疼痛に対して内服薬や注射、時には手術を含めた適切な疼痛のコントロールと、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法が大切になってきます。
痛みでお困りの方は、整形外科を受診してください。
原因を調べ、患者様一人一人に合った治療を行っていきます。
医療センター☎ 482-4521