平成30年度 海南医療センター 病院指標

・「小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）」の症例が、最も多くなっています。
　大腸の良性腫瘍であり、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を施行した入院となっています。

・「心不全」の症例が、2番目に多くなっています。
　心不全とは、心臓のポンプとしての働きが低下して、全身の臓器に必要な血液量を送ることができなくなった状態です。

・「非ホジキンリンパ腫」の症例が、3番目に多くなっています。
　血液のがんの一種である悪性リンパ腫のことで、抗がん剤（リツキシマブ）にて治療した症例です。

・「誤嚥性肺炎」の症例が、4番目に多くなっています。
　食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管や気管支内に流れ込むことによって生じる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。
　誤嚥性肺炎（急性期）の治療後は、リハビリ等のため回復期リハビリテーション病棟に転院する場合や、
　経口摂取困難等のため療養型の病院に転院する場合等があり、内科上位5疾患の中で転院率が最も高くなっています。

・「腎臓または尿路の感染症」の症例が、5番目に多くなっています。
　急性腎盂腎炎を含む尿路感染症での入院になっています。

・「インフルエンザ、ウイルス性肺炎」の症例が、最も多くなっています。
　多くは、インフルエンザ以外によるウイルス性肺炎（RS等）での入院となっています。

・「肺炎」の症例が、2番目に多くなっています。
　細菌性肺炎やマイコプラズマ肺炎での入院が多くなっています。

・「急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）」の症例が、３番目に多くなっています。
　多くは、RSウイルスによる細気管支炎や急性気管支炎による入院となっています。

・「喘息」の症例が、4番目に多くなっています。
　多くは、気管支喘息重積発作による入院となっています。

・「ウイルス性腸炎」の症例が、５番目に多くなっています。
　多くは、ロタウイルスやアデノウイルス感染による腸炎での入院となっています。　

※患者数が10未満の場合、-（ハイフン）を入力しています。

・「鼠径ヘルニア（15歳以上）」の症例が、最も多くなっています。
　鼠経ヘルニアに対してヘルニア手術を施行した症例です。
2019年4月から8月の症例では、腹腔鏡下ヘルニア手術を多く施行しています。

・「胆嚢水腫、胆嚢炎等」の症例が、2番目に多くなっています。
　胆石性胆嚢炎に対し、腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した症例です。

・「胆管（肝内外）結石、胆管炎」の症例が、３番目に多くなっています。
　総胆管結石性胆管炎がやや多く、内視鏡的乳頭切開術等を施行した症例です。

・「小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）」の症例が、4番目に多くなっています。
　多くは、大腸の良性腫瘍であり、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を施行した症例です。

・「痔核」の症例が、５番目に多くなっています。
　多くは、四段階注射法による痔核手術硬化療法を施行した症例です。

・「股関節・大腿近位の骨折」に対する骨折観血的手術や人工骨頭挿入術の症例が、最も多くなっています。
　ほとんどが、大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折による入院です。
　骨折に対する急性期治療後は、リハビリ等継続のため転院する場合があり、転院率が高くなっています。

・「前腕の骨折」に対する手術の症例が、２番目に多くなっています。
　ほとんどが橈骨の遠位端骨折で骨折観血的手術を施行した症例です。

・「脊椎骨粗鬆症」の症例が、3番目に多くなっています。
　骨粗鬆症は、骨量の低下により骨が脆くなり、骨折を引き起こしやすくなる状態です。
　脊椎骨粗鬆症は、骨粗鬆症により背骨（胸椎・腰椎）が骨折した症例に対し、
手術をせずコルセット装着等による保存的な治療を行った症例です。
　リハビリ等の継続の為、転院率が高くなっています。

・「膝関節症（変形性を含む。） 」に対する手術の症例が、4番目に多くなっています。
　変形性膝関節症に対し、人工関節置換術が多くなっています。

・「胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）」の症例が、5番目に多くなっています。
　胸椎骨折、腰椎骨折の順に多く、保存的な治療を行った症例です。
　リハビリ等継続のため転院する場合があり、転院率が高くなっています。

・「白内障」に対する水晶体再建術の症例(片眼)が、最も多くなっています。
　老人性白内障に対する手術が最も多く、次いで、糖尿病性白内障の手術による入院が多くなっています。

・「網膜血管閉塞症」の症例が、2番目に多くなっています。
　網膜中心静脈閉塞症に対し、アフリベルセプトの注射を施行した症例です。

・「白内障（両目）」の症例が、3番目に多くなっています。
　両目の老人性白内障の手術が最も多く、次いで、糖尿病性白内障の手術による症例が多くなっています。

・「黄斑、後極変性」の症例が、4番目に多くなっています。
　加齢黄斑変性に対し、アフリベルセプトの注射を施行した症例です。

・「結膜の障害」の症例が、同数で4番目に多くなっています。
　結膜の障害に対し、結膜嚢形成手術を施行した症例です。

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・「皮膚の良性新生物」に対する手術症例が、最も多くなっています。
　ここでの皮膚の良性新生物には、粉瘤・脂肪腫・脂漏性角化症等が含まれています。

・「帯状疱疹」に対する点滴治療の症例が、2番目に多くなっています。
　帯状疱疹による合併症（神経系、眼疾患等）がある症例が含まれています。

・「膿皮症」に対する症例が、3番目に多くなっています。
　ここでの急性膿皮症には、蜂窩織炎・皮膚感染症・皮膚膿瘍・丹毒等が含まれています。
　蜂窩織炎とは、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症です。

・「湿疹、皮膚炎群」に対する症例が、4番目に多くなっています。
　アトピー性皮膚炎・湿疹等が多くなっています。

・「薬疹、中毒疹」に対する症例が、5番目に多くなっています。
　多くは薬疹による入院症例です。
　薬疹とは、薬に対するアレルギー反応によって、発赤・かゆみ・水疱などが発生する病気です。

・「膀胱腫瘍」に対する症例が、最も多くなっています。
　膀胱がんに対し膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）を施行した症例です。

・「上部尿路疾患」に対する症例が、2番目に多くなっています。
　尿管結石と腎結石に対し、経尿道的尿路結石除去術（レーザー）を施行した症例です。

・「前立腺の悪性腫瘍」に対する症例が、３番目に多くなっています。
　前立腺癌の疑いに対し、前立腺針生検法を行った症例です。

・「下部尿路疾患」に対する症例が、４番目に多くなっています。
　膀胱結石に対する膀胱結石摘出術（経尿道的手術）が大半を占め、次いで、尿失禁に対する尿失禁手術が多くなっています。

・「前立腺肥大症等」に対する手術症例が、5番目に多くなっています。
　前立腺肥大症に対し経尿道的レーザー前立腺切除術（ホルミウムレーザー）を施行した症例です。

・「子宮の良性腫瘍」に対する手術症例が、1番目に多くなっています。
　子宮筋腫に対し、子宮全摘手術を施行した症例が大半を占めています。
　症例に合わせて子宮筋腫摘出術を施行している症例もあります。

・「子宮頸・体部の悪性腫瘍」に対する化学療法の症例が、２番目に多くなっています。
　子宮内膜癌に対し、抗がん剤にて治療した症例です。

・「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍」に対する化学療法の症例が、3番目に多くなっています。
　卵巣がんに対し、抗がん剤（ベバシズマブ）にて治療した症例です。

・「子宮頸・体部の悪性腫瘍」に対する症例が、同数で3番目に多くなっています。
　子宮内膜癌などに対し、手術を施行した症例です。

・「子宮頸・体部の悪性腫瘍」に対する症例が、5番目に多くなっています。
　子宮内膜癌などに対し、点滴治療などを施行した症例です。

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・結腸ポリープ（腺腫）に対し、「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）」を施行した症例が、最も多くなっています。

・出血を伴う胃潰瘍等に対し、内視鏡的消化管止血術」を施行した症例が、2番目に多くなっています。

・びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫に対し、「植込型カテーテル設置」を施行した症例が、3番目に多くなっています。

・誤嚥性肺炎等により、経口による食事摂取ができなくなった症例に対し、
　「胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術）」を施行した症例が、4番目に多くなっています。

・結腸憩室出血等に対し、「小腸結腸内視鏡的止血術」を施行した症例が、5番目に多くなっています。

・鼠径ヘルニアに対して施行した「鼠経ヘルニア手術」の症例が、最も多くなっています。

・胆嚢水腫、胆嚢炎等に対して施行した「腹腔鏡下胆嚢摘出術」の症例が、2番目に多くなっています。

・大腸の悪性腫瘍（がん）に対して施行した「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」の症例が、３番目に多くなっています。

・総胆管結石性胆管炎等に対して施行した「内視鏡的胆道ステント留置術」の症例が、4番目に多くなっています。

・大腸の良性腫瘍に対して施行した「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術」の症例が同数で4番目に多くなっています。

・大腿骨転子部骨折、上腕骨骨折等に対して施行した「骨折観血的手術（肩甲骨、上腕、大腿）」の症例が、最も多くなっています。
　骨折に対する急性期治療後は、リハビリ等継続のため転院する場合があり、転院率が高くなっています。

・変形性膝関節症、変形性股関節症に対して施行した「人工関節置換術（肩、股、膝）」の症例が、2番目に多くなっています。

・大腿骨頚部骨折等に対して施行した「人工骨頭挿入術（肩、股）」の症例が、3番目に多くなっています。　
　骨折に対する急性期治療後は、リハビリ等継続のため転院する場合があり、転院率が高くなっています。

・橈骨遠位端骨折に対してプレート等を埋め込むために施行した「骨折観血的手術」の症例が、4番目に多くなっています。

・骨折の手術時に使用するプレート等を除去するために施行した「骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕，下腿）」の症例が、５番目に多くなっています。

・白内障に対して施行した「水晶再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの）」の症例が、最も多くなっています。

・結膜弛緩症に対して「結膜嚢形成手術」の症例が、2番目に多くなっています。

・白内障に対して施行した「水晶体再建術（眼内レンズを挿入しない場合）」の症例が、同数で2番多くなっています。

※患者数が10未満の場合、-（ハイフン）を入力しています。

・粉瘤・脂肪腫・脂漏性角化症等に対して施行した「皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満）」の症例が、最も多くなっています。

・粉瘤・まだに症・脂漏性角化症等に対して施行した「皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満）」が、2番目に多くなっています。

・粉瘤に対して施行した「皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満）」が、3番目に多くなっています。

・粉瘤・母斑・皮下腫瘍等に対して施行した「皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）」が、４番目に多くなっています。

・粉瘤・母斑等に対して施行した「皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４ｃｍ以上）」が、5番目に多くなっています。

※患者数が10未満の場合、-（ハイフン）を入力しています。

・膀胱がんに対して施行した「膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）」の症例が、最も多くなっています。

・尿管結石、腎結石に対して施行した「経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの）」の症例が、2番目に多くなっています。

・急性腎盂腎炎、尿管結石等に対して施行した「経尿道的尿管ステント留置術」の症例が、3番目に多くなっています。

・膀胱結石に対して施行した「膀胱結石，異物摘出術（経尿道的手術）」の症例が、４番目に多くなっています。

・前立腺肥大症に対して施行した「経尿道的レーザー前立腺切除術（ホルミウムレーザーを用いるもの）」の症例が、5番目に多くなっています。

・子宮筋腫に対して施行した「子宮全摘術」の症例が、最も多くなっています。

・卵巣のう腫茎捻転に対して施行した「子宮附属器腫瘍手術（両側）」の症例が、2番目に多くなっています。

・子宮脱に対して施行した「子宮脱手術（腟壁形成手術及び子宮全摘術）（腟式、腹式）」の症例が、3番目に多くなっています。

・子宮筋腫に対して施行した「子宮筋腫摘出（核出）術（腹式）」の症例が、同数で3番目に多くなっています。

・バルトリン腺のう胞に対して「バルトリン腺嚢胞腫瘍摘出術（造袋術を含む）」の症例が、5番目に多くなっています。

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